就職活動への想い

大学生活3年目、就職活動が始まりました。
某就職サイトを4社ほど登録し希望職種を選ぶ際に、私は迷うことなく公務員や銀行員などを選びました。理由は、安定している・世間的にも人気の職業…という点だけで、とても軽くフワッとした気持ちで約10社ほど応募をしたのです。しかし、応募していた全ての選考を1次試験の筆記試験で落選してしまいました。
この時、私は「勉強が苦手だから仕方がない。筆記試験がないところを受けよう。」と思い、筆記試験がないところへどんどんエントリーしました。
この時から私の就職活動は「就きたい仕事」でなく「就くことができそうな仕事」へ気持ちが変わっていき、周りで内定者が現れる度にその気持ちは強くなり、いつのまにか「どこでもいい」という気持ちへ変わりました。
途中、知り合いの勧めで某就職サイトのエージェントを利用しました。担当とお会いし自分自身の話を聞いて貰い何社か紹介していただきました。が、私の希望していない職種であったり、今までのヒアリングの意味がないかのような企業ばかりを勧められ、さらに一度お断りしている企業を1週間後に再度提案もされました。そして私の中で「この人は私の希望を叶えてくれようとしているのでなく、自分の成績の為に適当な企業を提案している。」と確信し、そのエージェントの利用は辞退しました。
就職活動を始めてから3か月が過ぎ、7月になりました。大半の方が内定を1つぐらい貰っているという状況で私は更に焦りがあり、やみくもにエントリーし続けていました。
そんな時、2次選考まで進んだ企業から最終選考への案内が届きました。その時にはもうどんな会社か忘れてしまっていましたが、企業のホームページを見直し、絶対内定貰うぞと強い気持ちで最終選考へ向かいました。最終選考は役員面接でした。
とても厳しそうな方で、淡々と質問だけをされるような面接でした。私はあらかじめ、どんな質問がきても答えれるよう用意はしていたので自信を持ってお話することができましたが、1つだけ答えられなかった質問がありました。それは「社長の性別」でした。
面接官の方から「あなたは、うちで働きたいって思っていないよね?」と言われました。「その気持ちが薄いから、あなたの話は無理にうちへ合わせた感じがするし、社長の性別を知らないというのはありえない。」と厳しい言葉を受けました。
しかしここで私はハッとしました。あの時、私が辞退したエージェントとやっていることが一緒だったと気付いたのです。また、入りたかった企業へ内定を決め就職活動を終わらせた友人の話聞いたとき、「私はこの企業へ入るため、企業のページを全て見て、社長や社員のブログを見て本当にここで働きたいという気持ちが高まって、それをそのまま面接でぶつけてきた。面接の方は私の熱意をとても評価してくれて、その場で内定が決まった。」とのことでした。
私が今までやってきたことは、なんとなく企業ページを読んで、企業が求めているような回答を考えるだけでした。しかし、そんな軽い気持ちで面接を挑むのは失礼だとも思うようになりました。最初、筆記試験で落ちたことも学力のせいではなく、私が真剣にここで働きたいという強い気持ちがなかったからだと、このとき初めて気付きました。

その後、私はようやく「ここがいい!」と思える企業を見つけました。自動車販売店でしたが、とても社員思いの社長、そしてそれがお客様へ伝わっていくのだという暖かい会社でした。この社長の下で、私は人間力も磨きながら成長していきたいと思い、エントリーしましたがとても気持ちの入った面接をクリアし、内定を貰うことができたのです。
就職活動で、私は働く上で特に重要な事を得ることができ本当にいい経験となりました。

医師 転職

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です